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がん末期・終末期を自宅で過ごす|看多機の看取り支援

📅 2026年8月6日 ⏱ 約8分で読める 社会福祉法人 奉優会

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この記事の結論 終末期は、時期によって必要なケアの量や内容が変化していきます。看護小規模多機能型居宅介護(看多機)は、通い・泊まり・訪問看護の頻度をそのときどきの状態にあわせて調整できるサービスです。看取り期には介護報酬上の仕組み(ターミナルケア加算)も用意されており、事業所側にも手厚い対応をする体制があります。時期ごとに何が起こりうるかを知っておくことで、心の準備もしやすくなります。
この記事でわかること

終末期の経過と時期ごとの変化

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終末期は、比較的落ち着いた状態が続く時期から、症状が急速に変化していく時期へと移り変わっていきます。がんの場合、亡くなる直前の1〜2週間ほどで、食事量の低下や傾眠(うとうとする時間が増える)、呼吸の変化などが現れやすいと言われています。

こうした経過をあらかじめ知っておくことは、「何か悪いことが起きている」という漠然とした不安を、「今はこの時期なのだ」という理解に変える助けになります。看多機の看護師は、こうした変化を日々の訪問の中で観察し、家族に対して今起きていること、これから起こりうることを伝える役割も担います。

「そろそろ」のサインと訪問頻度の調整

状態が変化していく時期には、通いや訪問看護の頻度を、それまでよりも増やして対応することが一般的です。月額定額制の看多機であれば、追加費用を都度心配することなく、必要な頻度に調整しやすいという特徴があります。

時期の目安訪問・関わりの変化の例
比較的落ち着いている時期通いや定期的な訪問看護を中心に、通常のリズムで生活を支える
症状が変化し始めた時期体調の変化を見ながら、訪問看護の頻度を増やして状態を観察
看取りが近いと考えられる時期泊まりや訪問の頻度をさらに高め、24時間の連絡体制を意識した対応に移行
POINT 「そろそろかもしれない」というタイミングの判断は、家族だけで抱え込むものではありません。看護師や訪問診療医と密に情報を共有しながら、その時々で必要な体制を一緒に組み立てていくことができます。

看取り期に関わる制度

看多機には、看取り期のケアを評価する「ターミナルケア加算」という仕組みがあります。これは、亡くなる前の一定期間に手厚いケアを行った場合に、事業所側に評価される介護報酬上の加算です。

制度の主な要件(概要) 24時間の連絡体制が整っていること、主治医と連携したうえで看取りの方針・体制について本人・家族へ説明し同意を得ていること、死亡日および死亡日前14日以内に2日以上(末期の悪性腫瘍等の場合は1日以上)のターミナルケアを行っていることなどが要件とされています。制度の詳細や算定状況は事業所によって異なるため、気になる場合は担当のケアマネジャーや事業所に確認してみましょう。

こうした制度の存在は、看多機が看取り期の在宅ケアを想定した体制づくりを求められていることの裏付けでもあります。制度の細かい仕組みを覚えておく必要はありませんが、「看取りに対応する体制が制度としても整えられている」という点は、検討時の安心材料のひとつになるはずです。

家族が事前に決めておきたいこと

終末期のケアをスムーズに進めるためには、状態が落ち着いているうちに、いくつかのことを話し合っておくことが助けになります。

在宅での看取りを目指すことと、途中で入院や施設でのケアに切り替えることは、どちらも本人・家族にとって尊重されるべき選択です。状況に応じて、医療者やケアマネジャーと相談しながら、そのときどきで最善の選択をしていくことが大切です。

まとめ

  1. 終末期は時期によって症状や必要なケアが変化していく
  2. 看多機は状態にあわせて訪問・泊まりの頻度を柔軟に調整できる
  3. 看取り期には「ターミナルケア加算」など、手厚い対応を支える制度がある
  4. 方針や連絡先は、落ち着いているうちに家族で共有しておくと安心

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