夫が倒れたとき妻の介護はどうなる?老老介護の緊急時に看護小規模多機能(看多機)が頼りになる理由

この記事の結論

老老介護で介護者が急病・入院した場合、緊急ショートステイは空き待ちが多く翌日すぐには使えないことが多い。看多機は日常の「通い」でスタッフとの関係が築かれているため、緊急時にも「そのまま泊まり」への切り替えがスムーズにできます。

この記事でわかること
  • 老老介護で介護者が急病になりやすい理由と主な緊急入院の原因
  • 「子供に頼れない・遠くにいる」家庭が直面する受け皿なし問題
  • 緊急ショートステイが使えない現実と看多機との違い
  • 緊急事態に備えて事前にしておくべき3つの準備

老老介護の緊急事態はなぜ起きやすいか

「もし今、自分が倒れたら——」。老老介護をしている方なら、一度はこの恐怖を感じたことがあるはずです。介護する側もまた高齢であるため、急病・緊急入院のリスクは介護される側と同様に抱えています。

平均寿命から健康寿命を引くと、男性で約8年、女性で約11年が「介護を必要とする期間」とされています(厚生労働省)。50代半ばで親の介護を始めると、気づけば自分自身も老老介護の年齢に差し掛かります。

老老介護の介護者が緊急入院する主な原因

  • 1急性腸炎・食中毒(夏場に多い)
  • 2転倒による骨折(高齢者の転倒は骨折に直結しやすい)
  • 3心筋梗塞・脳梗塞(慢性疲労が引き金になることも)
  • 4介護疲れによる精神的・身体的な疲弊の蓄積

緊急時に「受け皿なし」になるパターン

老老介護で介護者が急倒れした場合、残された要介護者の受け皿が瞬時に必要になります。しかし現実には次のようなパターンで受け皿がない状況が生まれます。

  • A子供が遠方(関西・地方)に住んでおり、すぐに駆けつけられない
  • B子供はいるが、働いており仕事を急に休めない
  • C一人っ子で頼れるきょうだいがいない
  • D近隣の民生委員・ご近所は「一時的な対応」が限界

緊急ショートステイ(短期入所)は空き待ちが多く、翌日すぐには利用できないケースがほとんどです。「何かあったときに探す」では間に合わないことを、多くの家族が事後に後悔しています。

看多機が老老介護の緊急時に強い3つの理由

理由①:通い・泊まり・訪問が一体で、急な切り替えがスムーズ

看多機は日常の「通い」から始まり、必要に応じて「泊まり」「訪問」に柔軟に切り替えられます。施設に事前登録している契約者であれば、介護者が急病の際も「そのまま今夜は泊まっていってください」という対応が可能です。

理由②:顔なじみスタッフが対応するため認知症の方も安心

見知らぬ場所・見知らぬスタッフへの急な移動は、認知症の方に大きなストレスを与え、夜間の不穏や混乱を引き起こすことがあります。看多機では日常的に同じスタッフが対応しているため、緊急時でも安心して受け入れられます。

理由③:訪問看護が一体提供され、医療ケアも対応可能

医療的ケア(吸引・点滴・褥瘡処置など)が必要な方も、訪問看護との連携で在宅での対応が可能です。介護者が入院中でも、医療的サポートが途切れないため安心です。

緊急事態の前に準備しておく3つのこと

1
ケアマネジャーと「もしもプラン」を作っておく
介護者が急病になった場合の対応先・連絡先を書面でまとめておきます。かかりつけ医・看多機・子供の連絡先を一枚にまとめた「緊急連絡シート」を冷蔵庫に貼っておくと有効です。
2
看多機に事前登録・契約しておく
急な泊まりを利用できるのは契約者のみです。「いまは通いを使わなくてもいい」という段階でも、いざというときのために契約だけしておくことが大切です。
3
かかりつけ医・看多機・家族の連絡体制を整える
三者が互いの連絡先を知っており、何かあればすぐに連絡できる体制を平時から構築しておきます。LINEグループの活用も効果的です。
まとめ

緊急時の備えは「使う前」から始まります。元気なうちに看多機に見学・相談し、いざというときの受け皿を確保しておくことが、老老介護の最大の安心につながります。

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