介護保険 × 費用の話

お金はいくらかかる?「初めての介護サービス」の自己負担とコスパの話

📅 2026年7月7日 ⏱ 約7分で読める 社会福祉法人 奉優会

この記事の結論 「介護はお金がかかる」というイメージの多くは、介護保険を使わない民間サービスや自費でのイメージです。介護保険を使えば、原則1〜3割の自己負担でデイサービスや福祉用具レンタルを利用でき、個別に民間サービスを契約するよりも圧倒的にコストを抑えられます。
この記事でわかること

介護ってお金がかかるイメージの誤解

「介護サービスを頼むと、月に何十万円もかかるのでは……」。このようなイメージを持っている方は少なくありません。実際、有料老人ホームへの入所や、介護保険を使わない自費のホームヘルパーなどを想像すると、確かに高額になりがちです。

しかし、要介護認定を受けて「介護保険サービス」として利用する場合は、話がまったく変わってきます。介護保険は、費用の多くを公的な財源でまかない、利用者は原則1〜3割の自己負担のみで済む仕組みになっています。まずはこの前提を知ることが、費用面の不安を解消する第一歩です。

介護保険を使えば、原則「1〜3割」の負担でOK

介護保険サービスの自己負担割合は、原則1割です。ただし、一定以上の所得がある方は2割または3割になる場合があります。負担割合は、市区町村から送付される「介護保険負担割合証」で確認できます。

所得の目安自己負担割合
一般的な年金収入のみの世帯など1割
一定以上の所得がある単身・世帯2割
現役並みの所得がある単身・世帯3割
POINT さらに、1ヶ月の自己負担額が一定額を超えた場合に払い戻しを受けられる「高額介護サービス費」という制度もあります。負担が重くなりすぎないよう、上限が設けられている点も知っておくと安心です。

手すりのレンタルや、デイサービスは実際いくらで使える?

「1〜3割負担」と言われても、実際の金額感がわからないと不安は消えません。よく使われるサービスの費用感の目安を紹介します(要介護度・地域・事業所により変動します)。

サービス内容自己負担の目安(1割の場合)
手すりのレンタル玄関や廊下に取り付ける歩行補助の手すり月額数百円程度
デイサービス(1回)日帰りで食事・入浴・レクリエーションを利用1回あたり800円〜1,500円程度+食費等
訪問介護(1回)ホームヘルパーによる身体介護・生活援助1回あたり数百円〜千円台程度
小規模多機能型居宅介護通い・泊まり・訪問を月額定額で利用要介護度に応じ月額1〜3万円台程度
費用について 上記はあくまで目安です。実際の金額は要介護度、利用回数、地域、施設によって変わります。正確な金額は、ケアマネジャーに見積もりを依頼すると確認できます。

民間サービスを個別に契約するより、なぜお得なのか

介護保険を使わずに、民間の家事代行や自費のヘルパーサービスを個別に契約すると、1回あたり数千円かかることも珍しくありません。介護保険サービスは公的な補助が入っているため、同じような内容のサポートでも自己負担額を大きく抑えられます。「まずは介護保険を使えないか」を確認することが、コストを抑える一番の近道です。

まとめ

  1. 「介護=高額」というイメージの多くは、介護保険を使わない場合の話
  2. 介護保険サービスは原則1〜3割の自己負担で利用できる
  3. 手すりのレンタルは月数百円、デイサービスは1回千円前後が目安
  4. 民間サービスを個別に契約するより、介護保険を使うほうが圧倒的にコストを抑えられる

「うちの場合、実際どのくらいの費用感になるのか」が気になったら、まずは今の状態を整理してみましょう。

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